年に1度の祭典である、Backlog Worldに参加しました！
Backlog World 2025とは
コラボレーションツールであるBacklog（バックログ）が主催する、年1度の祭典です。
今年は昨年に続き、パシフィコ横浜で実施されました。
※イベントページはこちら：Backlog World 2025 〜AMP&LEAP〜 | JBUG（ジェイバグ）
※昨年のイベントレポートは、以下のページをご参照ください。
（午前）参加したセッションのレポート
午前中に参加したセッションの簡単なレポートです。
生成AIでBacklogの活動履歴を宝の山に変える方法
しかし、暗黙知を避けるために記録をしても、見つけられない・参照されない問題が発生する。
この「参照されない」問題を解消する1つの手段として、AIを活用する。
感想：現在職場で抱えている課題の1つであり、心に響きました。
職場ではBacklogを導入しているため、Backlog AIやBacklog MCP Serverを試してみようと思います。
「やり方」より「やる人」──プロジェクトを進めるBacklog活用の現実解
まずは熱量のある担当者の方1名に対して使ってもらうのがよい。
感想：お客様を巻き込むこと、ならびにそのための具体的なステップが明記されていて素晴らしいと感じました。大変読みやすい資料で、スッと頭に入りました。
プロジェクトマネジメントからプロダクトマネジメントへ：価値中心のアプローチで実現するアジャイルなプロダクト開発
感想：プロダクトマネジメント、恥ずかしながら殆ど知識がなく、大変勉強になりました。今後プロダクトマネジメントを意識した方が良い業務を行う際は、こちらの資料を参照します。
（午後）参加したセッションのレポート
続きまして、午後に参加したセッションのレポートです。
事業部のプロジェクト進行と開発チームの改善の”時間軸”のすり合わせ
感想：言わずと知れたこにふぁーさんによる発表。「どのように生きたらここまでの言語化ができるのか」を考えざるを得ないほど、有意義で説得力のあるプレゼンでした。
抜け漏れは努力でなく、仕組みでなくす〜SalesforceとBacklogがつなぐ業務の自動化〜
※ご登壇スライド：Backlog World 2025_抜け漏れは、努力でなく仕組みでなくす.pdf (slideshare.net)
概要：システム導入の成功率は52,8%しかない。KKD（経験・勘・努力）に基づいて仕事を進めるとタスクは漏れる。タスクの漏れは、自動化×一元化×可視化で解消される。
感想：システム導入の成功率が52.8%しかないのは衝撃的でした。いち営業である私が直接システム導入に関わることは少ないですが、関連プロジェクトが動いた際は、何かしらの支援ができればと思いました。
エンジニアのためのドキュメント力基礎講座～構造化思考から始めよう～
概要：エンジニアにとってのドキュメント力はますます必要になってくる。網羅的かつ誤解なき言語化することが大事である。「構造化思考力」「作文/表現技術」「記述対象に対する知識」のうち、「構造化思考力」が特に大切である。
感想：「エンジニアのための」と書いてありますが、ノンIT人材にも大切だと思いました。内容の濃さもそうですがプレゼンが非常にウマく、衝撃を受けました。
正確なタスクを積み上げてプロジェクトを成功させる – 生成AI 時代にも通じる基本中の基本
概要：丁寧なタスクマネジメントが、ビジネスと組織を作る。丁寧なタスクマネジメントを行うためには、「RQ-AC-DD」が大切である。「RQ-AC-DD」を生成AIにも適用する。
感想：「RQ-AC-DD」は初耳でした。今後活用して、組織における「丁寧なタスクマネジメント」を実現させます。
杜甫々がプロジェクト管理で実践していた小ネタいろいろ
概要：「とほほのWWW入門」でおなじみの、杜甫々氏。プロダクト管理はニガテとのことだが、文書管理番号やフォルダ管理など、長いエンジニア経験の中で実践してきた小ネタが披露された。
感想：Backlog ではなくExcelを主に使われているとのことでしたが、ベースにある改善活動の思想は、Backlog ユーザーの方々と共通していると感じました。あと、これまでのキャリアで行われてきた小ネタの数々は、シンプルに聞いていて面白かったです。
今年もあったGood Project Award 2025
昨年もありましたが、年内における最も素晴らしいプロジェクトを表彰するアワードです。
特別賞を受賞した1つのプロジェクト、ならびに一次審査を通過した3つのプロジェクトがプレゼンされました。
特別賞：サービス開始20周年の節目にBacklogの公式ガイドブックを出版してベストセラーにする（株式会社クロスメディア・パブリッシング）
Backlogの公式ガイドブックを出版されたクロスメディア・パブリッシングさんからのプレゼンテーション。
今年出版された以下の書籍を、半年間で出版した際のお話でした。
BacklogやCaccoなどヌーラボ社によるサービスの利用に加え、バックログスイーパー（※）の存在が重要だったようです。
登壇プロジェクト①：会議を変えて、組織を変えろ～Backlog で実現した”自走する組織”～（エボルテック株式会社）
概要：課題の整理や管理における負のスパイラル。シンプルな運用を目指しても現場からは反発された。そこでキッチリ起票できるメンバーに絞って全社に展開。
感想：「中長期的なメリットがある」といった論理だけでは、人は動かないと再認識しました。社内におけるキーパーソンの特定、ならびにやり切る熱意と行動力が、推進者に必要だと感じました。
登壇プロジェクト②：近鉄グループデジタル相談窓口プロジェクト（近鉄グループホールディングス株式会社）
概要：デジタル相談窓口の対応状況をBacklog で管理。相談→内容確認→対応→完了のフローで、ノウハウも蓄積されている。Backlogのプロジェクト管理には熱意が必要である。
感想：紹介されていたメールによる課題登録は、弊社でも利用しています。また、熱意が大事ということにも同感です！
登壇プロジェクト③：Web更改プロジェクト（東急株式会社）
概要：会社によって異なるITポリシーで利用するツールがバラバラ。これらを繋ぐためにBacklogを利用。「Wiki」や「テンプレート設定」をフル活用するなど工夫を行った。
感想：文化の異なる組織では、丁寧なすり合わせと、ルール明文化が特に大切だと感じました。
Good Project Award 2025の結果は―？
最優秀賞は…
近鉄グループホールディングスさん！！
ヌーラボ（Backlog の運営会社）橋本社長から、お祝いの言葉とトロフィー授与がありました。
その他 写真いろいろ
受付でいただいた、パリピ感あふれるサングラス。
16時5分からは、表彰式がありました！
コミュニティに貢献した方々が表彰されました。
座っていた場所のすぐそばでも、撮影されていました。
あと、写真を撮りそびれてしまいましたが、ブースも大盛況でした！
スタンプラリーも行われており、ブースをすべて回ったら景品がもらえました。
まとめ
昨年に続き、大変有意義な学びの場となりました！
「良い話が聞けた」で終わらせず、自分の所属するチームや組織に一つでも還元します。
また、意思決定者にこそ聞いてほしい内容が数多くありました。
来年は、上の人たちを連れてこようと思います！