
Outlookで使えるOutlook in Copilot。
うまく使いこなすと、ピンチを切り抜けるための武器になり得ます!
Outlook in Copilotとは?
Outlook in Copilotとは、Outlookに組み込んで使えるMicrosoft 365 Copilotのことです。
メールや予定表アプリのOutlook の中で、Copilotがアシスタントのように動いて、メール対応や予定調整を効率化してくれます。
ケーススタディ:お客様からリマインド!しかし休み明けで状況が分からない…!
そんなOutlook in Copilotが大いに役立った局面がありました。
状況はこんな感じです👇

…画像がフザけていてスミマセン!!補足します。
とある案件の状況確認のご連絡を、お客様からいただきました。
(To 私単体ではなく、To 私を含んだ弊社メンバー複数名)
ただ、私は3週間ほどお休みをいただいており、浦島太郎状態。
状況が分かりそうな他メンバーもちょうど休んでおり、私から一次回答をしなければいけませんでした。
「自分が全く分かっていない複数件の案件ステータスを、迅速にお客様にエスカレーションする」
このピンチを切り抜けるために、Outlook in Copilotが大いに役立ちました!
以下、どのようにOutlook in Copilotを使い、ピンチを切り抜けたかを書きます。
STEP 1:シンプルに聞いてみる
まずは、Outlookの中にいるCopilotマークをクリックし、シンプルに聞いてみました。
幸い、この案件は社内外ともにメールでやり取りしているものでした。
かつ、社内外ともに自分を含むメーリングリストがCcに入っています。
つまり、Outlook in Copilotが拾ってこれる範囲に情報が存在するということですね!
こんな感じで聞いてみました👇
XX社のYY様から、ZZ案件の進捗を聞かれました。
過去の社内外のメールを参照して、該当しそうな案件とその状況をリストアップしてください。
すると、該当しそうな案件と状況をバーッとリストアップしてくれました!
「XX社のYY様」は、正式名称やフルネームではないです。
かつ、メールアドレスなど詳細情報も入れていません。
割と雑な指示でも、おおむね想定通りの回答が出ました。
お客様にお送りする情報につきちゃんと確認しましたが、大きな誤りは皆無でした。
すごいぜCopilot!!!!
STEP 2:「ちょっと違う」場合は、再度質問してみる
ただ、STEP 1での回答は、十分なものではありませんでした。
詳しく見てみると、1~2年前の案件も含めて、Copilotが出力してくれていました。
ポイント:Copilot in Outlookを使うと、特に明示しなくとも、参照してくれたメールのリンクまで提示してくれます。
ということで、「直近のものに絞ってくれ」と、再度質問してみました👇
ありがとうございます。
2025年7月以降に発生したものに絞ってくれますか。
そうすると、古いメールは省かれ、最近の情報をまとめて教えてくれました。
Tips:メール作成もレビューも、Copilotにやってもらおう
Copilot in Outlookのスゴいのは、メール作成そのものもレビューもやってくれるところです。
やり方は、是非下記のページを参考にしてみてください。
Outlook で Copilot を使用してメール メッセージを下書きする
Outlook で Copilot を使用したメール コーチング
※Copilotによるメール下書き、場合によっては微妙なときもあります。
1度試して微妙だったとき、「そんな日もあるよね」と過度な期待を持たないのがストレスにならないと個人的には考えます!
結果や如何に…?
ということでCopilot in Outlookを使った結果、10分以内にメールを送ることができました。
その結果、特にトラブルも起きず、お叱りも受けず。
社内関係者からも「迅速に対応してくれてありがとう」と言われました。めでたし!
今回得られた教訓は、以下の3点です。
・「とりあえずCopilot」(ダメ元でも「Copilotをとりあえず使ってみる」精神)
・出力内容を過信しすぎない(正確さが求められるときは、出力内容が合っているか要確認)
・微妙な回答が来る?聞き返せばOK!(プロンプトにこだわりすぎず、シンプルに再質問)
まとめ
Copilot in Outlookでピンチを切り抜けたお話でした。
Outlookを日常的に使用している方であれば、Copilotによる恩恵は大きいと思います。
ぜひ試してみて、大きな時間の短縮につなげてください!