ノンエンジニアでもできるCDK入門~公式ワークショップに挑戦しよう~

※この記事は「AWS CDK Advent Calendar 2025」19日目の記事です。
ノンエンジニアながら、AWS CDKに挑戦してみました。

AWS CDKとは

AWS CDK(AWS Cloud Development Kit)とは、プログラミング言語でAWSのインフラを作成できるフレームワークです。
同じIaC(Infrastracture as Code)であるCloudFormationとは、書き方やデプロイなどが異なります。

詳しくは、AWSが出しているAWS Black Beltが大変分かりやすいです。

公式ワークショップがある

そんなAWS CDKには、公式のワークショップがあります。
…とエラそうに書きましたが、アドベントカレンダーを企画されたアキキーさんから教えてもらいました。

「初心者向けのものもありますよー」
ということで、挑戦することにしてみました。

→挑戦したワークショップ:TypeScript の基礎から始める AWS CDK 開発入門

環境構築でいきなりつまずく

意気揚々とチャレンジしたものの、いきなりつまずきます。
「開発環境のセットアップ」が、何度やってもうまくいきません。

「Visual Studio Code Server のセットアップ」の手順に書いてあるCloudFormationでサクッと構築…

できるはずでしたが、出だしからつまずきました。

・ap-northeast-1(東京リージョン)など複数のリージョンにて、何度やってもデプロイに失敗する
・us-west-2(オレゴンリージョン)だとデプロイは成功するものの、以下赤枠のページにて502エラーが出てしまう


デプロイ失敗はVPCなどの上限にひっかかったことが理由でしたが、502エラーの方は何故か分からず。
アキキーさんが試されたところ、何の問題もなくデプロイできたようですが…。

ということで、「(オプション) Visual Studio Code を使った CDK ローカル環境の構築」にて進めることにしました。

その後もつまずく

その後も色々とつまずきました。

・VSCodeが開けなくなり、再インストールしてやり直す羽目になる
・ECインスタンスのデプロイ後、EC2のパブリックIPアドレスをクリックしても「申し訳ございません。このページに到達できません」と出てしまう

書かれている手順のせいではなく、私のせいです。
前者は低スペックPCで進めたため、後者は”cdk destroy”(デプロイされたスタックを削除するコマンド)を実行せず中途半端にやり直したためだと思われます。

思わぬところでつまずきを重ねてしまいました。

なんとか成功!!

必要以上に時間と労力をかけてしまいましたが…。
なんとかワークショップを完遂できました。

WordPressのサイトを、CDKを使って公開するに至りました。


初心者の方へのTips・注意点

以下、初心者の方がワークショップを実施するうえでのTipsや注意点です。

①Windows環境であれば、一部のコマンドを変更する必要がある
②「RDS DB インスタンスのデプロイ」の模範解答に記載のMySQLのバージョンは古く、新しいものに書き換える必要がある(例:VER_8_0_39)
③何かしらの理由で初めからやり直すときは、”cdk destroy”でリソースをクリーンアップしてから行う


①について補足すると、以下のような感じです。

手順に記載のコマンド(Linux)

PowerShellでのコマンド(Windows)


感想:はじめの一歩には大変オススメ

私が挑戦したワークショップは、AWS CDKのはじめの一歩に大変オススメです!

・座学パートがあることで、初心者でも着実についていける
・手を動かすことでAWS CDKのコンセプトや基礎が身に付く
・今後の学習に役立つリンク集までついている

これまでCloudFormationしか触れてこなかったですが、ワークショップを通してAWS CDKのメリットを肌で感じることができました。
個人レベルの検証やLT(ライトニングトーク)のネタ作りにて、今後積極的に取り入れていきたいものです。