
2025年10月8日(水)、オフライン(東京・大手町)であった、Copilot関連のコミュニティイベントに参加しました。
私は運営メンバーなのですが、参加者目線でレポートを書くことにします。
「なんでもCopilot」とは?
「なんでもCopilot」とは、あらゆるマイクロソフト社製品に搭載されているCopilotについて学び合うコミュニティです。
なんでもCopilot:https://nandemo.connpass.com/event/371396
毎週水曜日、基本的にオンラインで実施しております。
今回は特別回として、オフライン(東京・大手町付近)とオンラインのハイブリッドで開催。
2024年にも来ていただいている、Microsoft MVPのたいちさんと、ご子息のタイガくんがスピーカーを務められました。
2024年に登壇された際の資料はこちら👇
衝撃、再び―たいちさん・タイガくん登場―
1年ぶりに、たいちさんとタイガくんが登場!
タイガくんがメインで話して、たいちさんが時折ツッコミや補足を行われるスタイル。
「2016年に生まれました」という自己紹介、改めて聞くと衝撃が凄いです。
Copilotを利用しての自由研究―AIエージェントを作ろう―
前回と同じく、テーマはCopilotを利用しての自由研究。
今年のトレンドはAIエージェントということで、たいちさんからタイガくんに、基本的な内容を伝授。
(どうやって作るかは別途教えようか…)と、たいちさんが思っていたところ…。
1時間後、タイガくんから「できたよ」というコメントが!
今回タイガくんが作ったのは、簡易的なエージェントビルダーであるCopilot Studio Lite(旧称:Copilot Studioエージェントビルダー)。
AIエージェントにしてはハードルが低いサービスとはいえ、殆どの社会人は、教えられても短期間で作るまでに至らないはずです。
※Copilot Studio Liteを使ってのエージェント作成は👇の動画を参照ください
作ったエージェント、そして気づき
タイガくんが作られたエージェントはこちら👇
・四年先生:夏休み中に先生の代わりをしてくれるエージェント。小学四年生でもわかるよう、色んなことを説明してくれる。
・モンスター作成エージェント:オリジナルのモンスター画像を作ってくれるエージェント。お父さん(たいちさん)から、ネット検索した画像利用が良くないと教えてもらったことが、エージェント作成のキッカケ。
・ポケモン英語変換マシン:その名の通り、ポケモンの英名を教えてくれるエージェント。とあるポケモンの口調で回答してくれる。
エージェントを作成して使うことで、タイガくんは様々なことを学習します。
・著作権:インターネットに存在する画像をそのまま使うのは良くない。
・ハルシネーション:AIは時に誤った回答を返してくる。
・手を動かす大切さ:まずは作ってみることで、「意外と簡単に作れる」ことに気づく。
・ヒューマンインザループ:全てAIにやらせるのではなく、肝心な部分は自分で判断する。
…書きながら再度思いましたが、本当に小学4年生なのでしょうか(笑)
ノンエンジニアの大半ができていないし、知識として持ってもいないことを、実践を通して理解している点は、ただただ圧巻でした。
発表のまとめ👇
わいわい質疑応答タイム
続けて、たいちさんとタイガくんへの質問タイム。
会場からもオンラインからも、多くの質問が飛び交いました。
例えば…
「Copilotを使っていないものの、今後触れてみようと思う。何から始めるのが良いか」という問いには、「まずは触ってみると良い」との回答がありました。
CopilotやAIエージェントへの質問が続いた後は…
「お父さんは好きですか?」という質問があり、「大好きです」という回答が。
満面の笑みでタイガくんをハグするたいちさんに、ホッコリしました。
今回の登壇資料はこちら。ぜひご覧ください!👇
総括:試される大人たち。どうAIと向き合うか
昨年もそうでしたが、タイガくんのキャッチアップ速度や、柔軟な発想にはただただ脱帽でした。
「DXだー!」と旗を振る会社にいる大半のユーザーよりも、AIに関する知識もマインドも優れているでしょう。正直、比べるのも烏滸がましいかも知れない。
若い方々は、我々大人が想像する以上に、AIを使いこなしていますし、ITサービスに慣れ親しんでいます。
(余談ですが、タイガくんの小学校ではCanvaを標準サービスとして使っているようです。驚きました)
この事実から目を背けると、(この会社、あかんわ…)と優秀な若手の方々から見放されると感じました。
逆に、この事実を直視し、開発者体験を良くするための投資を行うなどする会社は、たとえ大手でなくとも採用競争力を維持し得ると考えます。
私も、できる限り周りの若手が失望しないよう、各種コミュニティで得た知識をオープンな場でシェアし、若手のWillをアシストできる人間で居続けようと思いました。
そして何より、アップデートを続けるAIサービスのキャッチアップを怠らないようにしようと決心しました!
おまけ:参加者さんも交えて懇親会をやりました
おまけ編です。
1時間ほどですが、軽く近くのカフェで懇親会を行いました。
たいちさんとタイガくんを、運営と参加者数名で囲みました。
タコさんウィンナーにテンションを上げるなど、(あ、小学生らしいな)というタイガくんの一面が見えてホッコリしました。
また、少し前までポケモンにハマっていたというタイガくんとポケモンの知識バトルをしましたが、完全敗北しました(苦笑)
無類のポケモン好きを自認している私、大反省です。