
Amazon Q CLIを使って、AWSの知識が学べる恋愛ゲームを作ってみました。
挑戦のキッカケ
下記のキャンペーンです。
Xのタイムラインが埋め尽くされており、非エンジニアながら挑戦を決めました。
Amazon Q CLI でゲームを作ろう Tシャツキャンペーン (好評につき期間延長!) | Amazon Web Services ブログ
プロセス①:ジャンルを決める
まずは、実装するゲームのジャンルを決めることにしました。
ゲームのジャンルを決める方法は、下記3点です。
①ジャンルがカブっていない
②過去に自分がハマっていたゲームを参考にする
③何かしらの形でAWSを絡める
②について、補足します。
私は、学生時代をささげた「パワプロクンポケット」をベースにすることにしました。
パワプロクンポケット、通称「パワポケ」は、コナミから発売されていた野球ゲームです。
パワポケR|パワプロクンポケットR公式サイト|KONAMI
野球ゲームなのですが、選手育成モードにて登場人物との恋愛が発生し、恋の成就が選手育成のカギを握ります。
何なら、野球の練習をしなくとも、恋愛だけやっていれば名選手ができます(笑)
そんなパワポケにおける恋愛ゲームをベースとした、選択肢分岐で結果が変わるゲームを作ることにしました。
(もっとわかりやすく言うと、ときめきメモリアル風、ということです!)
プロセス②:キャンペーンサイトを見てAmazon Q CLIをインストールする
AWS Builder ID登録後、Amazon Q CLIをインストールしました。
先に述べたキャンペーンサイトのSTEP 1→STEP 2を参考にしました。
Amazon Q CLI でゲームを作ろう Tシャツキャンペーン (好評につき期間延長!) | Amazon Web Services ブログ
私はWindowsを使っていたので、下記のページを参考にしました。
非エンジニアながら、このステップではつまずくことはありませんでした。
AWS | Community | The essential guide to installing Amazon Q Developer CLI on Windows
インストールできたら、👇の画面がでてきます。
プロセス③:試行錯誤を重ねる
ここからは、試行錯誤の連続です。
まず、下記の指示を出しました。
AWS学習×恋愛シミュレーション、登場人物の名前、登場人物ごとの難易度設定。
登場人物の見た目も指示しました。

うまくいかず。
再度、修正指示を出します。

なんとなく外側は「らしく」なったのですが、いくら指示を出しても、登場人物が人間っぽくならない。
諦めて、登場人物の画像はChatGPTで自作(?)することにしました。

自分で作った画像を入れ込むと、一気に「らしさ」が加速しました!
ちなみに、ゲーム名は自分で考えておらず、Amazon Q CLIが考えてくれました。センス◎!
ピンク色なのも、やわらかい雰囲気を感じるフォントも、Amazon Q CLIが考えたものです。

プロセス④:ついに完成!!
そして、ついに完成しました!
AWSの知識を問う選択肢で分岐する、恋愛シミュレーションゲームです。

攻略可能なキャラは3人です。
①蔵人 ミライ(くらうど みらい):幼馴染。初級。
②鮫島 レイ(さめじま れい):バーの店員。中級。
③つよつよ 強美(つよつよ つよみ):つよつよな同僚。上級。
正解したら喜ぶ、不正解だと怒る、一定以上の正解率で正解すると照れてくれます。
画面の右上には、攻略中のキャラクターの好感度が表示されます。
👇不正解で怒る様子

正解(かつ一定以上の好感度達成)で照れる様子👇

また、ゲーム開始後にはBGMを流すことで、楽しい雰囲気を出すことを心掛けました。
流したBGMは、YouTuberの方が良く使う「シャイニングスター」です。
恋愛シミュレーションゲーム感が一気に増しました。
BGMは自分でダウンロードしましたが、ダウンロードしたファイルの格納先まで、Amazon Q CLIは丁寧に教えてくれました。
反省点
一見うまくいったと思われますが、一方で課題もありました。
それは、複雑な分岐を行おうとすると、うまくいかないことです。
ノンエンジニアでも、日本語で何度か指示を出すことで、動くアプリを作れました。
しかしながら、実際の商用ゲームのような複雑な分岐やランダムイベントを実装しようとすると、思った通りになりませんでした。
開発の基礎的なスキルがないと、実際に他の人が使えるアプリを実装するのは難しいと感じた次第です。
つまずきの例)
欲張って出題問題を大幅に増やす指示をすると、ずーーっと”Thinking…”と出て一向に進まない

まとめ(とはいえAmazon Q CLIはスゴい!)
とはいえ、ノンエンジニアが開発の知識をほぼ使わずにアプリを実装できました。
正直、Amazon Q CLIは想像以上のものでした。
今後は、他の人が遊んでも楽しめるよう、基礎的な知識やスキルを磨き、
作ったゲームを進化させていきたいです。