
年に一度のMicrosoft Azureコミュニティ祭りである、Global Azureに参加いたしました。
Global Azureとは?
Global Azureとは、世界中のAzureコミュニティが一斉に開催するコミュニティイベントです。
2025年も世界中より開催期間にイベントを行い、日本からも複数のコミュニティが同日にイベントを開催します。
西は品川開催のものに参加しました。
※Global Azure2025のページはこちら:Global Azure 2025
JAZUG運営の方によるご挨拶(yumaさん)
まずは、JAZUG運営の方によるご挨拶。
JAZUGはJapan Azure User Groupの略で、Microsoft Azureのユーザーグループです。
Room C+Dにずっといた私は、yumaさんによるご挨拶を拝聴しました。
初めて参加する人でも楽しめるよう、JAZUGに何度か参加されている方に呼びかけられていたのが非常に印象的でした。
恥ずかしながらJAZUGに初参加の西も、大いに安心した次第です。
正式リリースされたSemantic KernelのAgent Framework全部紹介!(大田さん)
日本マイクロソフト、大田さんによるセッション。
Semantic Kernelとは、Azure OpenAIなどAIサービスを簡単に組み込める、オープンソースのSDKです。
→セマンティック カーネルの概要:セマンティック カーネルの概要 | Microsoft Learn
下記の通り、3つ(!)のライブデモを行われていました。
①Semantic Kernel
②シンプルなAgent
③AgentGroupChat
特に印象に残ったのは①です。
セッションの1日前に昨日新しいものがリリースされたようで(!!)、Semantic Kernelのバージョンを上げてみるデモを行われていました。
改めて、ライブでデモを行うことは説得力が高く、参加者が集中しやすくなると感じました。
Azure×MCP入門(百田さん)
日本マイクロソフト、百田(ひゃくた)さんによるセッション。
MCPの概要から説明いただいたことは、非エンジニアの私にとってありがたかったです。
下記、GitHub CopilotエージェントモードのTipsが興味深かったです。
→「#ツール名」で使用したいツールを明示的に指定できること
→スター数が多いサンプルコードを求めること
Azure Load Testingを使ってAzure Functions Flex Consumptionのパフォーマンスとコストを最適化してみよう(トニーさん)
トニーさんによる20分間のセッション。
Azure Functions Flex Consumptionとは、従来の従量課金プランをベースに、追加機能を利用可能にしたものです。
Microsoft Build 2024、つまり昨年にパブリックプレビューになったとのこと。
→Azure Functions Flex Consumption:https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-functions/flex-consumption-plan
下記の「まとめ」スライドが、特に分かりやすかったです。
プラットフォームエンジニアリングとAzure Deployment Environmentの活用方法(風の時代のエンジニニャさん)
風の時代のエンジニニャさんによる20分間のセッション。
プラットフォームエンジニアリングが注目されている背景を説明された後、Azureで提供されているサービスとしてAzure Deployment Environmentを紹介いただきました。
恥ずかしながら、プラットフォームエンジニアリングもAzure Deployment Environmentも初耳でした。
ググりながらセッションを拝聴していましたが、未知の内容が多く、大変勉強になりました。
Short Session大会×5
怒涛のShort Session大会×5連発。
①Previewでもここまで追える!Azure AI Foundryで始めるLLMトレース
②統合資格分析ダッシュボードサービスを作ってみた話ーAzureとFabricのコラボレーションー
Microsoftのみならず、AWSやGoogle Cloudの資格も数多く取得済みとのこと。
それが、サービス作成のキッカケだったようです。
③AOAI で AI アプリを開発する時にまず考えたいこと
安易にHOWに走るのではなく、使用者目線でユースケースやシナリオを想定しましょう、とのことでした。
④内製xLLM アラートの自動トリアージで1人分の工数を浮かせた話
初参加・初登壇とは思えないほと大変スムーズでした。
「継続には面倒臭さの解消が必要」は、私も何かを自社内で進めるときに意識したいと思いました。
⑤新機能 AI Red Teaming Agentとは?
AI Red Teaming Ageentとは、組織がAIシステムに関するセキュリティリスクを事前発見するのに役立つツールです。
→AI Red Teaming Agent:https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/ai-foundry/concepts/ai-red-teaming-agent
「LLMにモールス信号経由で攻撃」の話には、(私を含め)参加者のみなさまが驚かれていました。
懇親会(+希望者によるショートセッション)
はじめは行く予定がなかったですが、飛び入り参加させてもらいました。
会場は活気にあふれており、雰囲気の良さをヒシヒシと感じました。
懇親会の途中で、急きょショートセッションが発生。
希望者がズラズラと並ばれ、矢継ぎ早に話されていました。
準備時間がなくとも、お酒が入っていようともスラスラと話されていて、リスペクトです。
下記の資料は、話されたうちのおひとり、ぺぺさんが投影していた資料です。
まとめ
懇親会も含めて、参加して良かったです。
未知の知識に触れられたのはもちろんのこと、JAZUGが活気あふれるステキなコミュニティであることを、肌で感じられたことが非常に有意義でした。
今後も定期的に参加しようと思います。
また、より解像度高く内容を理解するため、AZ-104などの試験をマイルストーンに学習を進めます。