社内英会話コミュニティを運営して1年が経ちました

気づけばいつの間にか、社内英会話コミュニティを運営して1年が経過しました。
これまでの活動を振り返ってみます。社内コミュニティに悩む方の参考になれば嬉しいです。

立ち上げのキッカケ

正直なところ、思いつきでした。
希望者が1年かけてTOEICの点数を上げるという会社の取り組みがあり、私は伴走支援するコーチの1人でした。

(1年で終わるのは、もったいないな…)

1年経過後にそう考え、グループの方々に、何をやりたいかを聞いてみました。
その結果、水曜日のお昼にユルく英語を話す場を開くことになりました。
それが、社内英会話コミュニティの前身です。

1年続いた理由①:「なんコパ方式」を採り入れた

ここから、「なぜ1年間継続できたか」を記載します。
私が運営メンバーの1人として関わっているCopilotのコミュニティ、「なんでもCopilot(通称:なんコパ)」の要素をふんだんに取り入れました。

→「なんでもCopilotのページ」:なんでもCopilot – connpass

具体的には下記です。

・オンライン実施
・顔出し不要!
・英語のレベルは完全不問!
・耳だけでもOK!
・途中参加・途中退室OK!
・英語力が不安なら日本語まじりでもOK!
・それでも不安なら1on1サポートも可!
・マウントやマサカリNG!賞賛し合いましょう!

要は、参加ハードルを極限まで下げ、心理的安全性の維持を常に意識しました。
「なんでもCopilot」は毎回いい感じのユルさで実施していますが、そのエッセンスを採り入れています。

その結果、しばらく参加できなかった方がフラッと戻って来るなど、社員が継続的に参加できる状態を作ることができています。

1年続いた理由②:準備しすぎない

運営(とはいえ私1人しかいないですが…)の負担を極限までそぎ落としているのも、継続実施できている理由の1つです。

正直に書くと、毎週のイベントにおいて私が準備している内容はほぼ皆無です。
毎回最後に、次回のトークテーマを決め、Teamsのチャット欄に書き、(1週間何もせず)次の週になればそのテーマに沿って会話する…

この繰り返しです。
Teamsのリンクも毎回固定のものを使うなど、ラクすることを徹底しています。

1年続いた理由③:ヨソと比べることをしない

あとは、ヨソのコミュニティとの比較をやめました。
華々しい成功例と比較するとネガティブな気持ちになってしまうためです。

継続はできていますが、時に誰も来ないことがあります。
現時点で運営は私1名なので、私のモチベーション低下はコミュニティの危機に直結するので…
あえてモチベーションが低くなる情報には触れないようにしています。

※余談ですが、その成功例を見て試行錯誤した時期もありました。
試行錯誤した結果の、現時点での結論です。

1年続いた理由④:自分へのメリットや利益と重ねる

「何より自分にメリットが生まれる」ことを意識しています。
基本的に利他の精神を持って運営しているものの、それだけだと疲弊するためです。

私の場合、「毎週水曜、自分の英語力維持の場が自動的に設けられる」側面もあると考えています。
要は、自分が英語力を維持できるというメリットがあるということです。

利他の精神だけだと、自分の思い通りに事が運ばなかったとき、辛くなります。
何が自分にメリットなのかを常に考えており、外部要因によってモチベーションが上下しないようにしています。

チャレンジの結果、見えることもある

余談ですが、新たなチャレンジとして1度オフラインで実施しました。
以下の画像は、実際に使ったイベント用のチラシです。
会社のメルマガにも、2度ほど掲載してもらいました。


結果的に、チャレンジして良かったと思いました。
コミュニティのマンネリ防止、これまでなかった参加者同士の交流…
様々なメリットがあったと思います。

ただ、良いことばかりではなかったです。
詳述は避けますが、コミュニティとしての限界も見えました。
ただ、それはチャレンジしないと分からなかったことで、むしろポジティブなことと捉えています。
(なんとも抽象的で分かりにくい表現でスミマセン!)

来年に向けて

来年も毎週実施します。
それだけでなく、プロ講師の方や他社コミュニティとのコラボなど、これまでにないイベントも企画して実施していきます。

本音を言えば、できればもう1人運営メンバーを増やしたい!(笑)
ただ、そこには期待しすぎず、独力でもスケールさせられる仕組みを考えます。